境内
至 曼殊院
(徒歩約15分)
至 詩仙堂
(徒歩約3分)
❶ 奔龍庭
龍が奔り 雲海が煌めく。
渦を巻き、様々な流れを見せる白砂を雲海に見立て、天空を自在に奔る龍を石組であらわした平成の枯山水である奔龍庭。
❷ 十牛之庭
禅の悟りに至る道。
牛を追う牧童の様子が描かれた「十牛図」を題材にして、近世初期に造られた池泉回遊式庭園です。十牛図に描かれた牛は、人間が生まれながらに持っている仏心をあらわしています。牧童が禅の悟りにいたるまでの道程であり、懸命に探し求めていた悟りは自らの中にあったという物語です。庭園南側には洛北最古の泉水、栖龍池があります。
額縁庭園
新緑の時期には眩い緑と生命の躍動を感じ、秋には色とりどりの美しい紅葉を楽しむ。秋の終わりが訪れる頃には庭一面に広がる壮大な敷紅葉の中に佇み、雪が降ると色を消した白の世界に身を置いて、四季の移り変わりを思い起こす。十牛之庭では一年を通して様々な景色を楽しんでいただくことができます。
❸ 水琴窟
響き渡る澄んだ音色。
寂静とした寺内にかすかに響く清音。緑深く、水豊かな洛北ならではの趣を演出する水琴窟は、十牛之庭の清涼となっています。一滴一滴が奏でる澄んだ音色は心地良い余韻を残し、耳にする者の心を癒し、和ませてくれることでしょう。
❹ 待月庵(茶室) ※非公開
書院路地に通じる「待月庵」は、明治時代の元勲・岩倉具視公がよく茶を喫したと伝わる茶室です。
❺ 応挙竹林
圓光寺の竹林から眺める洛北一望の景色は絶景であると近世の書物にあります。この竹林を訪れた若き絵師円山応挙は、後年この竹林をモチーフにした「雨竹風竹図(重文)」をかきあげ奉めました。夏は竹林を吹き抜ける爽やかな翠風がひんやり心地良い。
❻ 東照宮と家康公の墓
裏山には徳川家康公の遺言により歯を埋めた墓と東照宮があります。眼下に洛北の市街地が一望できます。特に、西山に陽が沈む夕刻は、言葉にしがたい美しさをたたえています。
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